10月16日(金)、ゼミへの参加を考えている1年生に向けて、2年生と3年生による公開模擬ディベートを行いました。見学に来てくれた1年生にはそのままジャッジもお願いし、大塚ゼミのディベートがどう進むのかを目の前で見て、判定まで体験してもらいました。
はじめに大塚から、ゼミのディベートの進め方を説明しました。大塚ゼミのディベートでは、尋問には、話した本人がひとりで答えます。仲間に助けてもらうことはできないので、全員が自分の言葉で説明できるところまで準備して試合に臨みます。
試合結果
論題企業は販売促進策として、値引きよりポイント還元を優先すべきである。是か非か
太田、櫻井、鈴木、近藤、高橋、立浦、中澤、野田、森、山田
石木、岩室、加藤、須田、永井、新沼、早川、本間
ジャッジ:見学の1年生
結果は5対0で3年生の勝ちでした。どちらのチームも調査データやその背景まで調べて立論を組み立て、立論・尋問・反駁と最後まで議論がかみ合った試合になりました。
3年生のふりかえり
試合のあと、3年生には「試合の内容」と「2年生の成長」についてアンケートに答えてもらいました。
専門知識のない人に、わかるように伝える
今回のジャッジは、マーケティングの専門知識をまだ持っていない1年生です。いつもの試合とは違う準備が必要でした。
普段の試合では、相手の主張をどのように崩すか、どれだけ説得力のある反駁ができるかを考えますが、今回の模擬ディベートではそれに加えて、専門知識のない人にも自分たちの主張を理解してもらえるような、分かりやすい説明も勝つためには必要でした。そのため、普段は聞く人が理解していることを前提に進めてしまう知識や理論についても、分かりやすく説明することを意識しました。
その過程で、自分たちが当たり前だと思っていた理論を改めて復習する機会にもなり、単に知識として理解するだけでなく、自分の言葉でかみ砕いて説明することの難しさと大切さを学びました。今後は、主張の内容や反駁の質を高めることに加え、誰が聞いても理解しやすく、納得できる伝え方を意識していきたいです。
(3年生)
比べにくい論題を、どう組み立てたか
今回の論題はポイントと値引きで比較するのがとても難しい論題でした。その中で、現状に適しているのはどちらなのかをしっかりと比較し、流れで話すことができました。
(3年生)
数値や、なぜその数値になるかの背景までみることができ、説得力のある柱になったと思います。また、試合では両者とも取り回しがよく、とてもいい勝負だったと思います。
(3年生)
勝敗を分けたもの
2年生の主張は、実際に商品を購入する消費者視点が中心だったように感じました。3年生側は、企業目線から見たときに、販促(値引きかポイントか)によって商品をどのように購買してもらうかという目線でした。
尋問や反駁のときに、相手と相反している部分をどれだけ自分たちの主張にできるか、というアドリブ対応の経験の差が勝敗につながったと思います。あとは、立論や第1反駁を聞いて相手の折るべきポイントを判断し、尋問するスピードも勝敗を分けた要因に感じます。
(3年生)
自分の課題
それぞれが担当した役割をしっかり発揮し、後輩に先輩らしさを伝えることができたと思います。その中で、自分は尋問においてまだまだ改善の余地があると考えています。限られた尋問タイムの中で、いかにコンパクトにわかりやすく伝えるかがとても重要になるため、尋問のクオリティを上げることを、残り限られた機会の中で達成していきたいです。
(3年生)
3年生から見た、2年生の成長
勝敗は5対0でしたが、3年生のアンケートには2年生の成長を認める声がそろいました。
春合宿で行った新人対抗ディベートから考えると、論理的な思考や情報の見せ方が少しずつですが成長しており、頼もしい気持ちでいっぱいです。
(3年生)
ディベ王のときから見ても、すごく成長していました。立論から第2反駁まで自分たちの主張を一貫して言えていたこと、先輩の主張の突くべきところを突けていたことは、事前準備や練習をしっかりやってきた結果だと思いました。
(3年生)
立論・尋問・反駁と、止まらずにしっかり話せていることが、まず成長しているなと感じました。先輩なしで自分たちでできて、やっと成長できると思うので、その成長を感じられてよかったです。
(3年生)
春ディベやディベ王で2年生と同じチームになったときは、これから2年生だけでやっていくことに不安や心配がありましたが、先輩に対してしっかりと尋問したり、尋問に答えたりできていて、とても成長を感じました。
(3年生)
2年生のほうが「役割」を全うしていたように感じました。アドリブ対応が求められる第1反駁・第2反駁は形式的ではあったものの、役割を全うするためのプロセスを踏んでいたと思います。
(3年生)
そして、来年ゼミを引っ張っていく2年生へのエールです。
相手が何を言ってくるだろうかを考えて用意する思考力。それに対してどういう反駁・答え方・尋問をしたら相手の穴を突けるのかという思考力。これらは一朝一夕でできるものではないと思います。私たちも先輩も時間をかけて成長してきているから、振り返りはしっかりして次につなげてほしいです。
(3年生)
これからは2年生がこの大塚ゼミを引っ張っていく存在になると思うので、より一層頑張ってほしいです。
(3年生)
2年生のふりかえり
今回のディベートでは、同い年だけでチームを組んで取り組むことの難しさを感じました。チームメイトであり、同じ目標に向かう仲間だからこそ、意見がまとまらなかったときに、どのように自分の考えを伝えるべきか、また相手とどう向き合っていくべきかを考えることが難しかったです。単に自分の意見を主張するだけでなく、お互いの考えを尊重しながら、チームとして一つの方向に進んでいくことの大切さを学びました。
結果としては負けてしまいましたが、今回の経験を通して、現時点でのチームのポテンシャルや強み、そして今後改善していくべき点を見つけることができました。勝敗だけで終わらせるのではなく、今回見つかった課題を次につなげることに大きな意味があると感じています。
また、今回のディベートを見に来てくださった1年生の皆さんにも感謝しています。そして、就職活動などで忙しい中、今回のディベートに参加し、最後まで一緒に戦ってくださった3年生の先輩方、本当にありがとうございました。先輩方の姿から学ぶことも多くありました。来年は自分たちが3年生として、後輩に背中を見せられる存在になれるよう、これからの活動にも一生懸命取り組んでいきたいと思います。
(2年 森)
1年生のみなさんへ
見学とジャッジ、ありがとうございました。大塚ゼミでは、2年生と3年生がこうしてチームを組み、データを集めて主張を組み立て、尋問や反駁でその場で考える力をきたえています。ディベートに興味を持ってくれた人を待っています。
(文責:大塚)




